wonder ワンダー君は太陽
アマゾンプライムで観ました。
wonder ワンダー君は太陽
公開していた時に映画の宣伝とかを観たことがあったから優しい映画なんだろうなとは思っていたけど、
思った以上に優しくて号泣
今まで観た映画の中でこんなに心にすーっと優しく入ってきたものあったかなぁ
ただの心温まる物語ではなくて、
いろいろな視点で描かれていました。
主人公に共感できなかったとしても、きっと多くの人が登場人物の誰かに共感できるんだろうな
*以下物語の内容を少し含みます。ネタバレに敏感な方はご注意願います。
個人的にはイザベラ・ヴィドヴィッチが演じる、主人公の姉のヴィアに一番共感しました
家族に迷惑をかけたくないという気持ちがすごくわかって
とにかく迷惑かけないように生きてきたなって今までのことを思い出しました
(もちろん本当に迷惑かけないことなんて無理ですが...)
もう少し家族のこと頼ってもいいんだな、
手がかからないからといって愛されていないわけではないんだな
と思ったと同時に
ヴィアの弟への優しさには学ぶことがたくさんありました
私だったら周りに当たり散らして冷たくしてしまうだろうなっていう場面で
相手を思いやるヴィアをみて、
自分が家族にしてきたことを反省しました
あれくらい人に優しくできたらきっともっと幸せになれるんだろうな
結局は自分の思いを変えられるか、
人からどうみられるかじゃなくて自分が人をどうみるかなんだなって
そして、主人公オギーや主人公の友達の子役の演技には心打たれました
本当に子どもか???と思いつつも、そういえば自分も小学生の頃
小さいながらにいろんなこと考えて過ごしていたなと思い出しました
(この子役さんたちほどは考えていませんでしたが笑)
グループに入ったり、グループに入って調子にのって後からグループについてくるようになった年下の子をうっとうしいと言ってついてこないように言ってしまったり
今でも反省しています
よくあんなことができたな、と
その子に自分の友達を取られてしまうようで嫉妬していたんだと思います
優しい友達に恵まれていたのに、なんでそれでも1人になることの恐怖を感じていたんだろう
小学生って複雑だなぁ
話が逸れてしまいましたが
本当に出演者全員が素晴らしい役者さんですがその中でもう1人あげるとしたら
校長先生役のマンディ・パティンキンです
クリミナル・マインドでもそうだけど、この役者さんは本当に優しくて、演技に
優しい人柄が滲み出ているなと感じました
出演時間が長いわけではないですが、圧倒的な存在感と誠意、柔和さで映画を完成させていると思います。
映画の最後に出てくる、哲学者プラトンの言葉
"Be kind, for everyone is fighting a hard battle"
「親切でありなさい、なぜなら人は皆大変な戦いに挑んでいるのだから」